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1999年 3月 19日(金)JST : ジャンボ機内にて(バリグ・ブラジル航空)


さてさて、この航空会社は、名前の通りブラジルの航空会社で、今回、初めて乗ったんです。
実は、去年の9月にも、選択肢にあがっていたんですが、そんなに便が無く、あきらめたんです。
でも、安いんですよ。今回は、ロス往復で、なんと「3万9千円」!

もっとも、成田空港使用料と「アメリカ入国税等?」を取られ、4万5千円位だったとお思いますが、それでも、けっこう安い方だと思いますね。

今回は、ロサンゼルス経由リオデジャネーロ行きです。

待合室をちょっと覗いたときは、けっこうブラジル人らしき人がいっぱいいたんですが、いざ機内に入ると、まわりは日本人がほとんど。
たぶん、HISで申し込んだ人ばかりなんでしょうね。

機体は、もちろんジャンボです。
今回の席は、46F。つまり、真ん中4人がけ席の中側です。

となりにどんな人が来るんだろう...お、日本人の女性だ。
デカイ外人じゃなくて、まずは一安心。

そうえいば、前にフランスに行ったときは、同じような席で、両隣ともデカイ外人だったもんなぁ。あの時は、さすがに気分悪くなって、ずっとバーで立ってたっけ。

今回は、左は友人、右も日本人で、安心です。

さて、空港の中が混んでいたので、予想はしていたものの、ターミナルを離れて50分がすぎた頃(!)、やっと加速を始め、相当長い距離を滑走した後、緩やかに離陸しました。

そう言えば、席は「満席」です。
いつもなら、離陸前には、空いている3列窓側席に移ったりするですが、周りを見渡しても、あいている席は全く見えません。
離陸時の滑走も長かったから、きっと重いんだろうなぁ。

さて、離陸後30分ぐらいした頃、やっとファースト・ドリンクが運ばれてきました。
ところが、私たちの席は、とばされ、なぜかその後ろの席にお茶を出してるではありませんか!
結局、なにももらえないまま、ワゴンは、スゥ〜っと後ろに行ってしまいました。

となりの女性と、「やっぱり私たち飛ばされちゃったんですよねぇ」となどといいながら、仕方なく、後から来た、左側のワゴンに、友人を通じてワインを頼んでもらいました。

こちらは、日本人のスチュワーデスだったんで、話も早かったんですが、まぁ、この事件が、これから先のいろいろな不満の幕開けでしたね。

でも、隣の女性とは、バリグの文句をネタにいろいろ話ができました。
あ、断っておきますが、既婚者なので、ロマンスはありませんでした。

ヘッドフォンは、一応電気式(いまごろ空気式もないか!)だったものの、イヤーパッドがなく、プラスチックむき出しです。これも、頼んだものの、結局最後まで来ませんでした。まったく!

さて、やっとお食事の時間です。

「さぁさぁ、恒例! ゴハンレポートだよ!」っと行きたいところですが、今回は、お休みさせていただきます。

燃料代やら機体のリース代は、どの航空会社も同だとおもうので、今回のように安い航空運賃は、結局のところサービスでケチっているわけですよ、っていう証明かも知れません。

いちおう、選択枝は、ミートorフィッシュでした。

ミートはビーフシチューでしたが、フィッシュは、なんと、うなぎのちらし寿司風まぜごはん。

フィッシュを選んだガイジンさんは、さぞかしびっくりしたでしょうね。


こちらが「肉」

こちらが「フィッシュ」

ま、それはおいといて、まず、手ふきがよろしくありません。
食事の最初に、この手ふきで手をふくと、食事の間中、その香りを楽しめます。
こんなの、無香料にしてほしいなぁ。なんでわざわざこんなにキツイにおい
(香りという領域を逸脱している)付けるんだろうなぁ。

ま、私はビーフシチューを頼んだ訳ですが、みそ汁の袋がついていました。
こちらもまた問題のタネで、いつお湯が出てくるのだろうと思っていると、言わないと出てこないんだって!
ずっと待ってた人は、「ざんねんでした」になってしまいますね。
ソーメンもついてたんですが、舌で切れるほどでした。
最近はやりの、蓄熱式の皿ヒーターもついていませんでした。
とはいっても、いそいで食べたので、最後まで温かかったから、これはまぁいいか。

でも、まったくもう、食事中の飲み物の追加もなければ、食後のコーヒーももらえませんでした。


しばらくして、ライトダウンして「寝」の時間ですが、ここからが地獄の苦しみ。

まず、いつものようにPCで旅レポート書きをしようとしたところ、ライトがあさっての方向をむいていて、キーボードが真っ暗なのです。
前の人の頭も照らしていて、あまりにも迷惑なので、結局ライトを消さざるをえません。
「役に立たないライト」!

ブラインドタッチのできない私は、液晶のバックライトのほのかな明かりだけではなにもできずに、結局機内でのレポートはほとんど書けませんでした。

つぎに襲ってきたのが、ものすごいのどの渇き。
ほんと、何回も長時間の国際線に乗った事ありますが、こんなにひどいノドの渇きは初めてです。おまけに、機内がものすごく寒い。
ジャケットを持っていってたんですが、毛布ももういちまい頼みました。
(これは、割とすぐに持ってきてくれたので、この部分には文句はありませんが、まぁ、あたりまえですよね)

喉の渇きは、なんかい水をもらっても、すぐにまた乾いてしまいます。
結局、全部で8回も飲み物をもらいました。

でも、ぜんぜん持ってきてくれなくて、歩いてきたスチュワードに手を上げて呼んだりしてたんですが、全く気がつかない。

もう、おまえら客商売だろー!って言いたいですね。
ほんとうに何回も無視されたんです。なんで、こんな気分を味あわないといけないんだ!!

しまいには、ほんとうに、声を上げて呼んでしまいました。
すると、手で「ノーノー」みたいに合図する。
どーゆーつもりだ!! くそー!

それから10分くらいして、やっとジュースが来ましたが、本当に、いったいどういうつもりなんでしょうね。


そして、朝食の時間。

となりの女性は、テーブルにコーラを置いてたんですが、そういうものを見ずに、ただ手を動かしているだけだから、そのうえにお盆を乗せてしまい、コーラがテーブルじゅうに飛び散りました。

衣服等に被害はなかったものの、「さいあくだね」と、顔を合わせたのはいうまでもありません。

食事の中身は、大好きな「オムレツ」...のはずだったんですが、卵焼き。しかも味無しの。
ふつー、コショウと塩くらい付きますよね。

そして、今回も、食後のコーヒーを飛ばされた!!!

もう、なにもいう気がなくなりました。

ほかにも、トイレに行こうとしているのに、ワゴンに通せんぼされたこととか。
本当に、とうせんぼするんです。信じられません。

ただ、すごく迷惑だったのは、まぁそうなので、この辺、現役のスチュワーデスさんに聞きたいです。どうやって対処するのか。
(もし、スチュワード/スチュワーデスの経験者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご意見をください。メールアドレスは、一番下です。)

ちなみに、バリグのスチュワード/スチュワーデスは、どちらも、ひたすら自分の仕事を続け、全く無視です。
ポルトガル語(かな?)でなんか言ってましたが、たぶん、「通れない。あきらめて席に戻れ」と言ってるようにしか聞こえませんでしたね。
(この時点で、相当いやになっていたので、悪いようにしかとれません)

あと飛行機の中で起きた事といえば、途中のものすごい揺れ。
ビデオスクリーンから2列めだったんですが、ここにスターツアーズの画面をうつしたら、本当に「すごく楽しめた」んだろうなぁってうような急減速・急降下が、少なくとも2回はありました。
国際線には何回も乗ってますが、本当に、本気で、窓の外を見ると、海面すれすれを飛行しているんじゃないかと思いました。

そして、きわめつけは、着陸のショックのすごかったこと!
あまりのショックに、スチュワーデス席の頭上の天井に収納してある、救命用の、ものすごくぶっといロープがおっこって来てしまったくらいです。

とにかく、帰りにまた乗らなくちゃいけないと思うと、本当にいやになります。
乗り物好きの私にとって、こんな風に思うのは初めてです。

今回は、文句タラタラのレポートでしたが、次回より、また楽しくいきま〜す!
次回もお楽しみに。

ばいちゃ!



次回分は、4月第3週公開の予定です。   
もちろん、もっと読み易くもするつもりです。
    1999.4.12  Mr.Sue

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